くしゃみをする時、気をつけて(腰痛注意)

ボリスのもっと健康 Well-being
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大きなくしゃみをしたら腰に激痛が走ったという経験がある腰痛持ちの人は多いのではないでしょうか。くしゃみや咳はその際の姿勢によっては腰に大きな負担がかかるといわれています。花粉症の時期にくしゃみが続き、肋骨を骨折してしまう人もいるくらい腰や椎間板にも瞬間的に大きな負荷がかかってしまうため、腰痛悪化の原因になり得るだけでなく、ぎっくり腰になってしまうケースもあるのです。

くしゃみを我慢するのも危険!

くしゃみで腰に激痛が走った経験を一度でもすると、くしゃみをついつい我慢しようとしてしまう人もいるのではないでしょうか。しかし、くしゃみが出そうになった瞬間に鼻を指でつまんだり、口をふさいだりして無理に止めようとすると、かえって体に大きな負担をかけてしまう危険性もあります。
くしゃみは鼻の粘膜に付着した異物を吹き飛ばすための神経反射として起こる筋肉運動で、その瞬間には爆発的な力が体にかかっています。鼻をつまんだり口をふさいだりしてくしゃみを無理に止めようとすると、気道に大きな圧がかかり、耳がキーンとして痛くなったり、喉や鼻にもダメージを与えてしまうこともあります。ひどいときには、脳や脊髄にも悪影響を及ぼす危険性もあります。

こんなくしゃみが腰痛を悪化させる!

🤧 立ったまま上半身だけを前傾させる

🤧 首だけを横に向ける

🤧 腰をひねって顔を背ける

腰への負担が少ないくしゃみのやり方

【ポイント!】座れる時には座って、膝や机に手をついてくしゃみをする

外出中などで座る場所もなく机や壁に手をつけない場合は、なるべく体を前傾させないようにして膝に手を置いたり、お腹を手で押さえながらくしゃみをするだけでも腰に伝わる衝撃を減らせます。

🤧 くしゃみが出そうになったら、机や壁に手をつく(出来れば両手で)

🤧 背中をまっすぐ背筋を伸ばす

🤧 近くに壁や机がない場合、背中をまっすぐ保ち前かがみにならない

くしゃみや咳を行うことでぎっくり腰になった場合の対処法

😢 安静にする

😢 アイシングを行う(ただし、冷やすのは発症後48時間まで)

😢 仙腸関節の可動域を広げる

1.布団やベッドにあおむけで寝る
2.両ひざを立て左右に倒す
3.痛みや違和感がない、もしくは少ない方に両ひざを倒す(30秒間)
4.元の状態に戻し、反対側に倒して痛みや違和感を確認する

痛い方には倒す必要はありません。痛みのない、もしくは少ない方へ倒すことを繰り返すうちに仙腸関節の可動域が広がり、反対側に倒したときの痛みが徐々に減少していきます。

 

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