現代生活は長時間通勤・受験勉強・ゲームをしての夜型生活など、睡眠不足や睡眠障害の危険が一杯です。睡眠不足による事故、慢性不眠によるうつ病や生活習慣病の悪化など、睡眠問題を放置すると心身にも悪影響となります。健やかな睡眠は十分な休養をもたらします。
日本人の睡眠
質の高い眠りは心身の休養のために欠かすことができませんが、現代社会は短時間睡眠・夜型生活の増加など睡眠や体内時計の変調を引き起こす様々な要因が溢れています。
日本人の睡眠時間は平均8時間を切っています。必要な睡眠時間は個人差が大きく、年齢によっても変わってきますが、睡眠による休養感は適切な睡眠の目安です。睡眠による休養がとれていないと感じる人は2割程度にのぼり、年々増えているとのことです。
休養感のある睡眠のために・・・
・適度な睡眠時間を確保する
・長く眠れることより、よく眠れたと感じることが大切
・日中は活動的に、昼と夜(活動と休息)のメリハリをつけよう
・睡眠を妨げる要因、行動や環境を見直そう

適切な睡眠とは?
睡眠による休養感が大切
朝、目覚めたと時にしっかりと休んだ感覚(休養感)があることが重要となります。
必要な睡眠時間は年齢とともに
必要な睡眠時間は加齢とともに減っていきます。しかし、寝床で過ごす時間(床上時間)は加齢とともに増えていく傾向にあります。床上時間が必要な睡眠時間より多いと、入眠までの時間と中途覚醒の時間が増えてしまい休養感が得られにくくなります。
働く世代の必要な睡眠時間は6~9時間
働く世代は睡眠不足になりがちですが、平均7時間前後の睡眠時間の人は死亡や疾患のリスクが低く、また6時間未満の短い睡眠時間の人は疾患リスクの増加と関連があることがわかっています。
リタイヤ世代は寝すぎ注意
リタイヤ世代は、8時間以上の睡眠を必要とする人は多くはないようです。床上時間が長いのに休養感が少ないと死亡リスクが上がるとのデータもあるそうです。

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